【東京をお散歩】大学生が大塚駅をぶらり旅[街並み散策編]
みなさん、こんにちは!
東京の地形、街並み、雰囲気が大好きな九州在住の山口です。
「おうち時間」有効活用できていますでしょうか?
私は本を読んだり、地図を見たりとなかなか充実した生活をしています。
こんなときだからこそ、ポジティブにいきましょう!
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さて今回は、
東京都豊島区の大塚駅付近をぶらりしてきました。
(※2020年3月中旬に行きました。)
1903(明治36)年に開業した大塚駅は117年間の歴史を持っており、
駅周辺の街並みも現代と昭和を混ぜ合わせたような雰囲気を感じさせてくれます。
比較的落ち着いた街のようですが、以前は池袋付近よりも賑わっていたんだとか。
それに比べると廃れていると思われがちですが、商店街を中心に庶民的な生活感や路地を進むと感じるあのワクワク感を感じさせてくれて、個人的に大好きな街のひとつです。
そんな大塚は地形の起伏に富んでいたり、おもしろい住所があったりと、地図好きにはたまらないスポットもたくさんあります。
そんな魅力いっぱいの大塚駅周辺についてお伝えできたらいいと思います。
お時間があれば、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたします。
東京で唯一の路面電車が走る街
東京駅からJR山手線内回りの電車に乗り、約20分ほどすると大塚駅に到着。
改札を出て、南口を出ると信じられない光景が飛び込んできた。
日本の首都東京に、最高速度40キロの路面電車が走っているのだ。
レトロな車輪の音とその光景に没頭していた私の肩にハトがフンを落としていった。
だがそれにも気付かず、帰宅後アウターが汚れていて気が付いた。
路面電車というと広島や長崎の印象が強い私にとって、その光景は異様だったのです。
私が驚くのも当然、都電荒川線は東京で唯一の路面電車だというのです。
東京で路面電車が走っているのはとうの昔のコトだと思っていました。
田舎出身の私にとっては、親近感を持てる場所であることもこの街が好きな理由のひとつかもしれません。この路面電車も地域の方々に長年愛されて、現在でも活躍しているのですね。
次に路線図を見てみましょう。
一目見ると、意外と長い区間を走っていると感じます。
主要な駅である王子駅や早稲田駅にも停車場が設置されています。
路線図を見てみると、沿線上にサクラやバラの見どころスポットが示されています。
春から初夏にかけては路面電車だけでなく、車窓からの景色も楽しめそうですね。
(私はまだ乗ったことがありません。泣)
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大塚駅前の象徴、サンモール商店街に行こう!
大塚駅に着き、南口から正面を見ると象徴的な鳥居のような門が見える。
都電荒川線の踏切を渡り、その鳥居をくぐると、全く別の世界に入ったように感じる。
そこは「サンモール大塚商店街」である。
平成生まれの私にとって、これが昭和の街並みなのかな?と思いながら散策しました。
どちらかというと薄汚れた感じで、家が密集しており少し怖かったのです。
商店街のなかには鮮魚店や八百屋など、昔ながらの個人店がひしめいています。
商店街好きな方、路地好きの方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?
ぜひ昭和の情緒溢れる、
サンモール大塚商店街にも行ってみてください!
では商店街の入り口に立つ白い鳥居のようなものはどこに続いているのか?
探しにいってみましょう!
白い鳥居はどこにつながる?
サンモール大塚商店街の入り口に門として立っている白い鳥居(写真左)。
さてこの鳥居の先には本来あるべき神社はあるのか。
商店街を進んでいくと、やはりある神社が見えてきました。
白い鳥居はこの天祖神社に続いていたのですね。
天祖神社は、昔の巣鴨村(今の巣鴨・西巣鴨・北大塚・南大塚・東池袋2〜5丁目・上池袋1丁目)の鎮守さまで、鎌倉時代末の元亨年間に、領主の豊島氏が伊勢の皇大神宮の神さまをお迎えしてお祭りをしたのが最初だと言われております。(天祖神社HP 由緒より引用)
この由緒を見ると、この大塚駅周辺や隣町の巣鴨や池袋までの広い地域の鎮守さまが、その中心地である大塚に建立していることがわかる。また豊島区の名前の由来となっている豊島氏の名前も見られる。
商店街の入り口が神社の鳥居でもある、なんとも面白いですね。
境内は非常に落ち着いた雰囲気を放っており、都会のオアシスのようでした。
また境内には大塚エリアの変遷を読み取れる古地図が展示されています。
古地図を片手に大塚を街歩きするのも楽しそうですね。
その古地図の一部を公開しておきます。
商店街のついでに天祖神社にも立ち寄ってみましょう!
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繁栄の名残を訪ねる「大塚三業通り」
前述した通り、以前大塚駅周辺は池袋駅よりも賑わっていたのです。
天祖神社の歴史の長さからも大塚界隈が古くから発展したことを物語っています。
そんな大塚にはその繁栄の名残を現代に残している地区があります。
それは「大塚三業通り」です。
「三業」とはどのような意味なのでしょうか?辞書にはこう書かれています。
料理屋・待合茶屋・芸者屋の三業種。
(大辞泉から引用)
待合茶屋とは待ち合わせや会合のために席を貸すことを業とした茶屋のこと。
つまりここ大塚は酒場や芸者が舞う花街だったのです。
いまの姿からでは想像がつかないほど賑わっていたのでしょう。
その名残があるということで「大塚三業通り」に行ってみました。
大塚駅南口を出て、左に曲がり踏切を越え、JRの線路に沿ってそのまま進む。
正面の「大塚バッティングセンター」という大きな看板を目印にさらに進む。
すると「大塚三業通り」という看板も見えてくる。
では通りを遡って、大塚の繁栄の名残を探しに行きましょう!
まず見えてきたのは「千草」という小料理店のような雰囲気のお店。
ピークを過ぎて、いい感じの雰囲気になっているところ、好きな人がいそう。
この他にも花街あるあるのホテルや病院も見ることができました。
またこの「大塚三業通り」には谷端川の暗渠が通っているのです!
暗渠ファンは多いと思いように感じます。
ぜひ大塚にも素晴らしい暗渠があるので、昼は暗渠巡りをして夜は一杯どうですか?
「大塚三業通り」に繁栄の名残を見つけに行きましょう!
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お散歩に出かけましょう
今回は【東京をお散歩】大塚駅をぶらり旅[街並み散策編]ということで、大塚駅周辺を街歩きしていきました。前述の通り、大塚周辺は私にとって好きな街のなかのひとつでもあります。なぜ好きになったのかはよくわかりませんが、田舎育ちの私にはちょうどいいくらいの都会度だったからなのかもしれません。モータリゼーションが進み、商店街や路面電車などが街から衰退してしまうという事態が全国各地で起こっていますが、大塚はどうでしょうか。私からしてみれば、大塚の方々は和気あいあいと活気があって、まだまだ成長できる街だと思います。その根拠として、今回取り上げた魅力が挙げられますが、この他にもまだまだ、魅力がたっぷりです。大塚に行ったことがないという方がいれば、ぜひオススメします。
次回は大塚のグルメと穴場スポットをご紹介します!
みなさん、コロナ自粛はうまくいっていますでしょうか?
私はGW明けからオンラインで大学の講義が開始されました。
試行錯誤しながら学びをできるだけ深められるように努力はしているつもりです。
このブログを読んでくださった方、ありがとうございました。
これからも健康第一で、お互いがんばっていきましょう!
また書きますね。
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